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障害者支援施設難病ホスピス 太白ありのまま舎

施設概要


施 設 名  障害者支援施設難病ホスピス太白ありのまま舎

所 在 地  宮城県仙台市太白区茂庭台2丁目15-30

施 設 長  白江 浩

定   員
生活介護    定員65名(通所による生活介護含)
施設入所支援  定員60名
ショートステイ 定員1名(要医療的ケアの方限定)

スタッフ数
事務局4名、サビ管 2名、ケア28名、医務室管理者(医師)1名、非常勤医師・嘱託医計6名・
メディカル看護師12名、PT3名、OT1名、ST1名、栄養マネジメント10名、環境整備員3名
合計65名



理念・方針


重度の難病や障害を持った方々が、自己決定に基づき自己実現できる場として、最後までその方らしい生活が出来るよう支援します。

●地域融和を進め、ケアコミュニティの資源として活用を進めます。

●入居者の自己実現のため、個々の思い、生活に合わせたILP(自立生活プログラム)・HCP(ホスピスケアプログラム=生きるためのプログラムが本来のホスピスケアです)の策定を拡充し、進めます。

●入居者支援のための、根拠のあるケア・理に適ったケア(科学的ケア)を行い、ケアの質の向上を図ります。あわせて入居者の障害・難病の重度化・重症化への対応を進めます。

●地域との関係強化・コミュニティ活動の充実・地域に住む医療的ケアを必要とする重度の障害や難病の方々への支援を中心とした地域活動の可能性を模索します。

●防災・事故・防犯・感染衛生等を幅広く検討し、リスクマネジメントに取り組みます。

●活動の基本となる、人材確保・養成・定着に積極的に取り組みます。



委員会活動


■入居者活動委員会

尚絅幼稚園・コーラスグループ「ぶどうの会」コンサート等受け入れや、夏祭り、市民文化祭での車椅子ダンスの発表・きままに書く会の書道作品の展示等などを行っています。

「ぶどうの会」の方々によるコンサート

■コミュニティ委員会

地域活動の窓口として、ヴォランティアや小中学校の職場体験の受け入れの実施・見学を希望される方、団体の受け入れ等も行います。

地区夏祭りにて花火打ち上げ

■スタッフケア委員会

スタッフの新人歓迎会・年末の忘年会などを開催し、日頃心身の疲労が溜まっているスタッフのリフレッシュ・交流を行っています。

■クオリティ委員会

1.医的ケア小委員会
 介護職員等による痰の吸引等の研修(特定の者対象)の実行・スタッフによる医的ケアの研修及び研修・インシデント等の検証も行っています。

2.パーソナル小委員会
 新規採用スタッフの研修や人権感覚を養い、理念を発信できるスタッフの養成等を目的として活動を行っています。

3.ケアの質向上委員会
 太白ありのまま舎の進行する病を持つ入居者の方々が安心して生活出来るよう、ケアの質の向上を図り、ケアの充実を図ることを目的にして活動しています。
部会毎に分かれて自分たちで基本テキスト・基本マニュアルを作成して、周知・習得を目的とした勉強会を開催しています。現在は個別マニュルを作成中。

基本テキスト・基本マニュアル

基本テキスト内容

基本マニュアル内容

部会は、感染部会、嚥下部会、口腔ケア部会・スキンケア部会・コンチネンス部会・ボディメカニクス部会・メンタルケア部会があり、各スタッフはいずれかの部会に所属しています。

各セクションより


ケア1Fフロアー

1.入居者・ご家族への関わり方について
 ケアスタッフ体制が整わない中、入居者・ご家族の皆さんにもご協力を頂いています。ご家族が来舎された時の近況報告、ご家族と一緒に過ごす時間を持てるサポートを心掛けています。

2.スタッフ同士の連携
 入居者ケア体制の見直しもあり、変則勤務等により入居者の方の状況把握・業務連絡等の情報共有が難しい中でも、出来るだけ顔を合わせて口頭でのコミュニケーション・連絡ノートの活用により、連携を図っています。

3.医的難病ショートステイについて
 他セクションとの連携を行い、安心して過ごして頂けるケアを行っています。

4.スタッフのケアの質の向上について
 入居者とスタッフお互いが安全で安心出来るケアを目指して、常に学ぶ姿勢を持って取り組んでいます。



ケア2Fフロアー

1.入居者・入居者同士との関わりをより深め、信頼関係を築いていきます。
 出勤した日は担当の入居者と5分でも良いので関わる時間を持っていく。廊下ですれ違った時にも立ち止まりコミュニケーションを心掛けています。

2.入居者同士の交流の場を提供します。
 C・Dブロックの入居者がユニットを超えて交流できる機会を持っていきます。またアクティヴィティスタッフと連携し、日中活動においての関わりも深めていきます。

3.入居者・ご家族の要望を汲み取れる体制作り、より良い生活のサポートを行います。
 入居者の自立生活プログラム(ILP)について、担当スタッフが中心となり、ご本人が「どうしたいのか」を汲み取り、意欲を引き出していくサポートを行っていきます。入居者ご家族来舎時に、近況やご本人の要望についても情報提供していきます。

入居者・利用者が近くの公園にさくらを見に出かける

4.スタッフ間での連携を深めます。
 入居者の高齢化・重度化が進んでおり、大きく体調を崩された入居者・生活状況が変化した入居者の方もいます。入居者一人ひとりの状態にあったケアを提供していきます。



メディカル

看護師夜勤体制の安定と確立(24時間体制)と日中の強化

1.太白ありのまま舎医務室(診療所)
 太白ありのまま舎の進行する病を持つ入居者も安心して生活出来るよう、医療の充実を主たる目的として設置しています。

2.入居者の健康管理
 胸部X線検査実施・体調不良時の診察、加療、処置・インフルエンザ予防接種の実施早期健診体制

3.入居者の原疾患に対する対応
 定期薬の処方・定期受診の実施主治医3人体制の構築

1Fスタッフルームにある入居者モニター

4.入居者の急変に対する対応
 救急処置、加療、病院紹介・事前かかりつけ医の確保

5.難病ホスピスとしての取り組み
 進行性疾患をもちながらも最後まで生活の場で過ごしたい、という入居者の希望に沿う為、ケアチームと連携をとりながら難病ホスピスとしての機能を果たしていきます。
 ・看護計画作成
 ・ケアスタッフへの医療的ケアの講習・指導

メディカルルーム

6.スタッフ健康管理
・夜勤者健康診断の実施
・腰痛検査の実施
・インフルエンザ予防接種の実施
・体調不良時の診察、加療、処置



栄養マネジメント

1.給食業務の運営

2.充実した支援の実現:栄養士(管理栄養士)3名体制、栄養マネジメント計画に基づく、入居者個々への支援の実現・日常的な「食」に対する個別支援を行います。

3.安全な食事、衛生的な環境の提供、楽しむ食事の提案・カフェの実施等

入居者調理実習風景



アクティヴィティ(日中活動)

 生活介護として、入居者の日中の時間をより良いものにしていく為に、メニューを決めて参加して頂き、また、外部利用者を少しずつ増やしていきます。
リハビリテーションとしては心身機能の維持、回復のための訓練を行い、広くは人が本来持っている人権や権利を回復し、保証していくことを目指していきます。入居者・利用者は病状の進行や加齢等により、身体機能は日々低下しています。理学療法士、作業療法士・言語聴覚士はそれぞれ必要なリハビリテーション実施計画書を作成し、お一人お一人にあったサポートを続けています。

弾丸ツアーでアクアテラス鑑賞

実施内容:生活介護(日中活動)

火曜日 AM:OT PM:散歩
水曜日 AM:OT PM:スポーツレクリエーション
木曜日 AM:読書会 PM:カラオケ
金曜日 AM:体操・お茶会 PM:音楽レクリエーション
土曜日 AM:お茶会 PM:ゲーム

その他弾丸ツアーの実施

・外部利用者の生活介護(日中活動)について

外部利用者については、ご本人の気分転換と安定した日中活動のサポートを提供し、また、ご家族の介護負担の軽減を図ります。

10:00 外部利用者・利用者到着・入居者移動
(送迎車は8:30に太白ありのまま舎を出発し、9:00~9:30頃利用者宅に到着予定)
10:10 健康チェック
10:20 作業(レクリエーション)開始・水分補給
11:30 トイレ・昼食準備
12:00 昼食・休憩
14:00 作業(レクリエーション)開始・水分補給
15:00 トイレ・帰宅の準備
15:30 外部利用者出発・入居者居室へ移動
(~16:30頃利用者自宅へ到着予定)

入居者スポーツリクエーション(ボッチャ)



職員紹介


年代 20歳代
アクティヴィティ
(日中活動)
ケアスタッフ

Q.なぜ障害者施設で働きたいと思いましたか?

病院や高齢者施設などと違い、今まで経験することの出来なかった疾患の入居者の方が多いので、沢山考え、学ぶことが出来ると思いました。さらにここでの生活が長く年齢とともに身体機能が低下する中で楽しみながら生活して頂ける様サポートしたいと思ったからです。

Q.仕事をしてのやりがいや、嬉しかった事は?

言葉を発せなくて、思いを伝えにくい入居者の方や、信頼関係が築けていなかった入居者の方とコミュニケ-ションがとれ笑顔になって頂けた時。

Q.自施設のアピールポイントは?

入居者の方が優しく、おもしろいので毎日楽しいです。

Q.学生、就職を考えている方へのメッセージ

疾患によって身体状況や介助が違い、人によってコミュニケーションを取る手段も違うので大変ですが、その分会話や思いを伝えて頂けた時、「ありがとう」と素直に言って 頂けた時、名前を覚えて頂いた時等嬉しさが倍に感じます。



年代 20歳代
アクティヴィティ
(日中活動)
作業療法士

Q.なぜ障害者施設で働きたいと思いましたか?

入居者の方が日常生活を送れる環境の中で、作業を通してその方が快適に生活を送れるお手伝いを行いたかったからです。

Q.仕事をしてのやりがいや、嬉しかった事は?

自分が考えたプログラムを実施して頂き、入居者の方が熱心に取り組んでいる様子がみられたことです。

Q.自施設のアピールポイントは?

入居者の方が自分のやりたいことに好きな時に取り組めることが出来る施設です。


年代 20歳代
ケア
ケアスタッフ

Q.なぜ障害者施設で働きたいと思いましたか?

おばが介護職をやっていること、大学でのヴォランティア活動が影響し、社会的立場の弱い方に対し、どのようなアプローチが出来るのかを考え、ケアスタッフとして働くことを決めました。

Q.仕事をしてのやりがいや、嬉しかった事は?

会話でのコミュニケーションが難しい方と文字盤やうなずき、表情といったところで、コミュニケーションをとることが出来たこと、一人一人の障害の程度や注意点が違う中でその方にあった介助が出来るようになってきたこと

Q.自施設のアピールポイントは?

私は福祉の仕事の経験がありませんでしたが、しっかりとした研修があり、スタッフ間での仲も良く、良い雰囲気の施設です。

Q.学生、就職を考えている方へのメッセージ

介護の仕事は覚えることが多く、初めは大変ですが達成感があり、入居者から感謝されやりがいもあります。人の役に立っている実感もありますので、何か人の役に立ちたいと思いっている方には、おすすめの仕事だと思います。


年代 20歳代
ケア
ケアスタッフ

Q.なぜ障害者施設で働きたいと思いましたか?

年が離れた障害を持つ弟がおり、日々接する中で将来福祉系の仕事をしてみようと考えたから

Q.仕事をしてのやりがいや、嬉しかった事は?

入居者の方々から顔と名前を覚えてもらったり、感謝の言葉をかけていただいた時

Q.自施設のアピールポイントは?

一日に一人の入居者について知るという研修があり、一人一人の入居者の方々についてじっくり学ぶことができる。

Q.学生、就職を考えている方へのメッセージ

未経験者でも大丈夫です。自分も未経験ですが、先輩スタッフ丁寧に教えて頂いています。僕たちと一緒に働いてみませんか?